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タイトル声のあつみ
記事No339
投稿日: 2008/04/23(Wed) 21:09
投稿者みかんの実
はじめまして。
私は名古屋でプロのナレーター(4年目)としてお仕事をさせて
いただいてるみかんと申します。
以前からベテランの先輩などに「声はいいけど細くてあつみが
ない」といわれていました。
いつも現場でいわれてる訳ではないのでどうしたらいいかも
わからずそのままにしてしまっていました。
そして先日のお仕事でやはり「あつ」がないと指摘を
ディレクターさんからされていたようです。
直接私は聞いていません。
ネットなどで「あつ」をだすにはどうしたらよいかと
調べたところ、発声の仕方や口の開け方を正しくすると
よいと書かれていました。

今後の仕事に影響がありそうなので今のうちになおしておきたい
と思います。
大窓王アドバイスよろしくお願いします。

タイトルRe: 声のあつみ
記事No347
投稿日: 2008/05/03(Sat) 15:45
投稿者大窓王
ナレーションの虎へようこそ。
みかんの実さんの実際の声を聴かないと、どのような状態にあるか分かりません。
一般的なアドバイスになることを、ご了解下さい。
さて質問の「声のあつみ」はナレーターだけに留まらず声を使う表現者すべてにとって、最も重要な要素の一つです。

*「声のあつみ」とは『声の身体への共鳴』にあります。
イメージしてみてください。太鼓はどーんという深い音がします。
ですが太鼓の皮をだけを叩いても(同じ音階の音であっても)ぼんっという音しかしません。
太鼓の音を直接的に鳴らしているのは皮です。皮(膜)の震え方で様々な音が鳴ります。
「膜」そのものが出す音量は小さな音であつみもありません。
これが声帯にあたります。
太鼓が大きくどーんというあつい音に聴こえるのは、皮の出した音を、木の枠と内部の空洞がさらに響かせることで増幅し、あつい(深い)音色にしているからです。
声の場合、体や内蔵や器官などが、太鼓の枠と空間にあたります。
つまり大きな声やあつみは、「響き」が出しているのだと思ってください。

*「声のあつみ」がない状態とは声帯で発する音だけを大きくしている時です。
あつみのない声は、声帯で発する音だけを大きくしている状態です。
緊張で喉、肩に力が入りすぎたまま声を出している時に多いようです。
身体の響きを含まないため、音色の変化が声にのりづらくなります。
なので聴き手は無色透明な喋り方に感じてしまうことが多いようです。
メリハリが乏しいため、同じ音量の声であっても、小さく、表現力なく聴こえてしまいがちです。

*声を身体に響かせるには
響きとは振動です。
響きを得るために様々な方法があるとは思いますが、まずは「リラックスをすること」
つまり喉や肩、全身の緊張をやわらげること。
柔らかいものほど振動の振り幅が大きい=より響くからです。(太鼓の空洞やギターのボディなど)
赤ん坊は小さくとも柔らかな身体で、大きなあつみのある声(泣き声)を出すことができます。
つまり本来誰もが、あつみのある大きな声を出せていたのです。

「声のあつみ」出すために腹筋を鍛える、というのは少し認識が違っています。
『腹筋を使って声の表現の幅』を出したい時に腹筋を鍛えるのです。
井上喜久子さんは腹筋トレーニングで出せる声が広がったと言ってました。

上記は山上智氏の発声論を参考にしました。
山上智氏はスクール”バーズ”ベーシックコースで独自のユニークな発声講座を持っています。
また、畠山里美さんは筋肉や姿勢などからのアプローチで発声講座を持っています。
velvetが主催するスクール”バーズ”では、BLOGで生徒たちの講座の感想が見れます。
http://schoolbirdsblog.seesaa.net/
発声で記事検索をして参考にしてみて下さい。

発声は重要で奥深く、さまざまなアプローチ手法があります。
引き続き研究して成果をここで紹介していければと思っています。

タイトルRe^2: 声のあつみ
記事No349
投稿日: 2008/05/05(Mon) 20:20
投稿者みかんの実
アドバイスありがとうございます。
一般的なアドバイスでもとても参考になりました。
なにかヒントを得たような気がします。
響きのある声をめざしてがんばっていきたいと思います。
ありがとうございました。