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タイトル読みの癖について
記事No1328
投稿日: 2016/04/16(Sat) 15:28
投稿者ミド
はじめまして。
私はいくつかの事務所を転々としているアラフォーの女性ナレーターです。最近とてもショッキングなことを言われて、誰に相談すればよいかわからずここへたどり着きました。
まず、私の状況からご説明します。大手事務所の養成所を経て、そこの預りになりました。その後いくつか移って、現在は大手からの独立系事務所の預りです。どこでも預り止まりで所属になったことがありません。仕事は全く入らず、崖っぷちを通りこしてほぼ落ちてます。
そんな私にとどめを刺すかのごとく、あるマネージャーさんからこう言われました。「養成所出身者は皆同じようなダメなナレーションをする。しかも治そうと思っても治らない」。ナレーターっぽく読もうとしてしまうのがダメなのだそうです。具体的にこの読みっていうが表現できないのですが、ちょっと古くさい感じのラジオCMみたいな読みだと思います。
万年預りの状態をなんとかしたくて、あと1回本気で頑張って、ダメならキッパリやめようと決めた矢先にそう言われ、心が折れそうです。養成所で習った読みの癖は本当に治らないのでしょうか?慰めはいりません。厳しくても現実的なお答えをいただきたいです。




タイトルRe: 読みの癖について
記事No1329
投稿日: 2016/04/19(Tue) 22:22
投稿者松田佑貴
はじめまして。松田佑貴です。
結論から言うと、「治そうと思えば治せる」と思います。
Yes, You Can!! (ちょっと古いですが(笑))

おそらく、どのように治せばいいのか分からないから治らないんじゃないでしょうか。

養成所で習うことと、実際に仕事で求められることはかなり違います。
それは養成所が悪いとかそういうことではありません。
例えば、調理師の免許を取るために料理学校へ通って、すぐに調理師として仕事をこなすことができるでしょうか?

調理師だからと言って、自分の作りたい料理だけ考えていれば良いわけではないですよね。
料理のジャンルによってやり方が違うのは想像に難くないですが、客層や金額設定によっても、料理方法は全く違うでしょう。安くて早くて庶民的な味が求められるのか、高級で素材の味を引き出した料理が求められるのか。場合によっては接客や出前、電話応対やビラ配りをするかもしれません。新しいメニュー作りを任せられることだってあるかも。
どうしたらもっとたくさんのお客さんに来てもらえるか。どうしたら喜んでもらえるか。どうしたらリピーターになってもらえるか。調理師として考えること、できることはたくさんあります。

では、ナレーターに置き換えてみましょう。
ミドさんは、ナレーターとしてお客さんに何を提供できますか?
どうしたらお客さんが来てくれると思いますか?
どうしたらお客さんが喜んでくれると思いますか?
ここでいうお客さんとは、ディレクターやプロデューサー、クライアント、視聴者などです。

おそらく仕事をしていくと感覚として少しずつ分かってくると思います。しかし仕事が少ない段階では、想定し、リサーチするしかありません。今、どんな番組が流行っているのか、どんなナレーターが必要とされているのか、声の高さは高い?低い?事務所の得意とするジャンルは何か、そのマネージャーの扱っているのはどんな案件か、自分の競合は誰なのか(事務所内外含めて)、依頼があっても事務所に人材が不足しているので候補に出し切れないようなジャンルはないか。

そこまで考えて、ようやく「自分の読みをどう治すべきか」が見えてくるのではないでしょうか。
ただ漠然と「仕事がほしい」とか「うまくなりたい」と考えても間違った練習をしてしまいます。それでは「治そうと思っても治らない」のではなく、「治そうと思って間違った方向に治している(結果としてお客さんが求めているものを提供できない)」ことになってしまいます。

まずは、自分の進むべき方向性をしっかりと考えてから取り組んでみてください。
きっと、変われると思います。

ミドさんの活躍を心より祈ってます。

タイトルRe^2: 読みの癖について
記事No1330
投稿日: 2016/04/21(Thu) 13:10
投稿者ミド
松田佑貴さま

的確なアドバイス、ありがとうございます。
慰めはいらないと強がりましたが、「治そうと思えば治せる」と言っていただいてホッとしました。

「治そうと思って間違った方向に治している(結果としてお客さんが求めているものを提供できない)」

これこそ、これまでマネージャーさんがいくら頑張っても治せなかった理由だと思います。ナレーター自身が治してもらおうという姿勢でいるうちは、誰にも治すことはできません。
きついことを言われて落ち込みましたが、おかげで大切なことに気が付きました。私が何を提供できるのか、もう一度よく考えてマネージャーさんに売り込んでいきます。

お忙しい中お答えいただき本当にありがとうございました。