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タイトルビビットさ
記事No1322
投稿日: 2015/11/08(Sun) 23:11
投稿者すがはら
こんにちは!
いつも、大変お世話になっております!

「ナレーションにビビットさが足りない」
「感じたまま読めていない」
「映像と向き合っていない」

ナレーションのレッスンや、ボイスサンプルを聞いていただいた方からいただいたアドバイスです。

感じているつもり、向き合っているつもり、イキイキしているつもりですが、まるで、動かない耳を必死で動かそうとしているみたいに、どこをどうすればいいのかがわかりません。こちらの過去ログを拝見して、「音域がせまいのでは?」というアドバイスを見つけましたので、コビーしたものを録音し、マスターとあわせてきいてみる、ということにもチャレンジしてみたいと思います。
そこで、質問なのですが、コピーにおすすめの番組、ナレーションはありますか?
また、他にもおすすめの練習や、考え方、何かありましたら、是非ご指南お願いいたします!

タイトル衣装(髪型メイクを含む)を大胆に変える
記事No1323
投稿日: 2015/11/25(Wed) 16:05
投稿者山上智
すがはらさん書き込みありがとうございます。「感じたまま読んでるつもりがそう伝わらない」つまり、コミュニケーション手法の問題ですね。といっても、感情表現が豊かイコール売れるではないので、どこまで書けばいいのか正直迷っています^^;…ご本人が現状を苦しいと感じているなら、という前提で書きますね。

ご本人は「コピーで改善したい」とのことですから、ひとまずおすすめのプレイヤーは「(その手法は派手系であれ繊細系であれ)声の表情が豊かなタイプ」かなと思います。三石琴乃さん、林原めぐみさん、TARAKOさんなど声優系。ナレーション専門系だと、四本木典子さん、逸見友惠さんなどがわかりやすいかと思います。

でもご本人自身も「動かない耳を動かそうでしてるみたいで」とおっしゃる通り、今回の悩みはコピー「だけ」で改善するのは難しいかもしれないなと感じています。コピーは本人がピンと来てない場合はなかなか捗らないものですから。
講師経験上の直感的なことでしかありませんが、ほかにもなにか根本的なところにも問題はあるのじゃないかなぁと感じています。
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いきなり変なこというようですが、結論からいうと「衣装(髪型メイクを含む)を大胆に変える」ことが、いちばん早く、大きく、コミュニケーション力について敏感になれる方法じゃないかなと思います。この衣装チェンジ作戦は大窓王マネージメント手法のひとつで、これまで驚くほどたくさんの大きな成果を見せてもらってきました。

ちなみにこのアドバイスをしても、多くの人がナメてかかります。ちょっと可愛いからーとか、はやってるからーという程度の変化は趣味の話で、まだ「もらい手」の範囲内です。そうではなく、人生を賭けた冒険の旅に出ることで「自分の意識を与え手に変える」ことなのです。
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なぜこう書くかというと、感情表現に悩みをもつプレイヤーの多くは「普段の生活からして表情の種類が少なめ」なかたが多いように思うからなのです。(誤解のないようにいうと感情が乏しいとは言ってません、あくまで表に出す”記号の数が少ない”という意味です)社会性が高いというと大仰なのであえて「シャバっ気」といいますが、要するに高いシャバっ気が、同時につまらないことにも心揺らす感受性も、どうでもいいことをあえて強く言うような表現力も、抑えてしまってるのではないかな、ということです。

容姿を変えるのは難しい。笑われちゃうことも多いです。そしてそれは辛い。でも、誰にも興味もってもらえないことに比べたら。

ぜひ試してみてください。今日見た目を変えれば、今日何かが変わると思います。
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追伸
あら探しみたいなことで申し訳ないのですが…ビビッ「ド」vivi”d”です。ファッション系を扱う番組などで頻繁に出るワードなので一応。かつて僕もずーっと間違えてましたが番組で教わりました^^;

タイトルRe: 【やっているつもり】という病
記事No1324
投稿日: 2015/11/28(Sat) 18:16
投稿者大窓王
すがはらさん、ナレーションの虎へようこそ
表現することの難しさにぶつかり、迷いの最中にいることと思います。

【やっているつもり】という病
学び始めのプレーヤーに立ちはだかる、大きな壁の一つがこの【やっているつもり】です。自分の想いの中だけでやっていると、ズブっとはまり込んでしまうもの。それを脱するための処方箋を書いておきます。

1.大きく強調して表現してみる
今の状況は意図した表現が、相手に伝わっていない状態です。それは「表現が小さい」からです。
ナレーションのコピー練習をしていると、ついついその内側をなぞることで、表現が小さくまとまりがちです。これがまさしくビビッドさが足りない状態でしょう。
つかんだ特徴的を大きく強調してみること。やりすぎかなというくらい振り切ってみるのです。
音域はその一つでしかありません。他のポイントも見つけて誇張していきましょう。

2.フィードバック
次に大きく振り切った【つもり】ではいけません。誰かに聴いてもらい、それが伝わっているかのチェックを受けること。それらを踏まえ何度も表現の幅を調整していきましょう。また録音して確認することで、自分の耳でも違いを認識できるように鍛えていきましょう。

3.方向が間違えていないか
自分の耳ではうまくいっている【つもり】でも、相手から評価が得られない時。もう一つの可能性を疑う必要があります。やろうとする特徴的表現を、的確に捉えられていないのではないかということ。そこがズレていないかを確認していきましょう。
ナレーターの語尾処理だけに注意して、より特徴的で本質の部分、例えばリズムや楽しく読むことを見落としていたりしませんか。
全体の中で本質をつめるかは、直感でありセンスといえます。

【ビビッド】な表現とは
本来は直感=イメージでつかみとることですが、あえて音声表現として細かく分解してみます。
【ビビッド】とは生き生きとした鮮やかな表現を指します。「大胆さ」「目立つ」「明るくはっきり」「躍動感」「強烈さ」「粒立つ」それぞれが感覚的な言葉ですね。
「躍動感」を音声的に落とし込んでいくと「高低」や「強弱」を素早く反応。
「粒立つ」はセンテンスが歯切れよくスタッカートで。

こうした分析の的確な積み重ねが、やがて本質に向かいます。その途上では「躍動感」や「粒立つ」表現を自分の”感覚”で探し出し”イメージ”をつくることが大切です。分析が感覚=イメージに落とし込めるようになった時、素早く本質をつかむ力としての、直感を手に入れることができるのでしょう。それが手に入って初めて、感じたままに読むレベルに到達するのだとおもいます。

簡単なことではありません。しかしこれらを目指していくのがプレーヤーとしての目標です。

タイトル御礼
記事No1325
投稿日: 2015/11/30(Mon) 15:34
投稿者すがはら
大窓王様、山上様

いつも大変お世話になっております、スガハラヒロエでございます。
今回の質問に、上のようなアドバイスをいただけたこと、本当にありがとうございました。お二人の言葉を一つ一つ、噛みしめて読ませていただきました。
ナレーションというのは、自分の過去・未来を総動員させ、でも、今を感じで現在を表現するということに、とてつもない難しさを感じています。。
また、同時にその世界で研ぎ澄まされ活躍される皆さんに、本当に憧れをかんじるようになりました。
いただいたアドバイス全てを達成できた自分は、イメージもつかないほど遠いものですが、一つ一つ、チャレンジします。

大きなヒントをありがとうございました。
今後も精進いたします。よろしくお願い致します!