[リストへもどる]
一括表示
タイトルことばの響き
記事No1240
投稿日: 2013/07/25(Thu) 09:07
投稿者あっちゃん
虎の皆様お久しぶりです。

またまた質問させてください。

今度は、全部の音が響きすぎていて聞き取りずらいと
言われてしまいました。
自分の声に酔っているからだといわれたのですが
自分ではそのようなつもりは毛頭ないのですが、悩んでいます。

無意識で酔っているなら治さないといけないですし
本当によっていないなら何か違う原因もあると思うので
それを解決したいです。
何かよいアドバイスをもらえたらうれしいです。
よろしくお願いいたします。

タイトルRe: ことばの響き
記事No1241
投稿日: 2013/07/27(Sat) 21:01
投稿者松田佑貴
こんにちは。松田佑貴です。

あっちゃんさんは、男性でしょうか?

というのも、男性は自分に酔っている(ように聞こえる)声になりやすいからです。
(私も一時期ハマったことがあるので自信をもって言います(笑))

その理由を説明します。

喋るときには、自分が出している声を自分でも聞いていますよね。
そのとき、脳は2つの経路から来る音を認識します。

1つは、口から出た声が耳の外から入ってくる声。(他の人が聞いている声と同じ)
そして、もう1つは、身体の中で響いて(=振動して)体内から伝わってくる声です。

この「体内から伝わってくる声」が問題なのです。
自分では体内から伝わってくる声を含めて「自分の声」だと思っていますが、他人にはそんな音は聞こえません。だから客観的に聞いた声と主観的に聞いた声に違いが生まれるのです。(よく「留守電に入れた声」と自分のイメージしてた声が違う、なんて話を聞くのも、このためです)

では、この「体内から伝わってくる声」とは何なのか?

ズバリ言うと、低い声です。
映画館やライブで低い音がお腹に「ドーン」と伝わってきた経験ありませんか?
「体内から伝わってくる声」は、そのような低い声なのです。

男性の声は低いほうがカッコ良いですよね。
低い声を出そうとすれするほど身体の中で響いて、自分にとってとても良い声に聞こえます。
ここで問題となるのが、自分にはカッコ良く聞こえる声が、他人が聞いてもカッコ良く聞こえるのか?ということです。
自分では低くて良い声を出しているつもりなのに、他人から聞くと自分に酔っているように聞こえてしまう…。

なぜ、このようなコトが起こるのでしょう?
低くてカッコ良い声と、自分に酔っている声の違いは何でしょうか?

それは、発声のバランスにあります。
低くてカッコ良い声を出す人は、実は高い声の成分もしっかり入っているんです。
この「成分」というのがポイントです。

例えば、キーの高い曲を歌うとき、
・細くてか細い声で歌う人
・太くてしっかりした声で歌える人
がいます。
高いキーなのに太く聞こえる声には「低い声の成分」もしっかりと入っているんです。
つまり、音圧が高いのです。
ところが細い声の人は、声に高い成分しか入っていないので音圧が低くなります。

低い声の場合は、この逆のケースです。
低くてカッコ良い声の人は、高い声の成分も入っていて、バランスが良いのです。
ところが、自分に酔っているように聞こえる人は、低い声の成分ばかりで、高い声の成分があまりありません。体内から伝わってくる声を強化しすぎて、低い成分ばかりを強くしてしまうんです。そして、バランスが崩れて低い成分ばかりに偏ってしまう…。

お分かりいただけましたでしょうか?
原因が分かれば、解決策も見えてくると思います。

今は低い成分が強く、高い成分が少ないので、バランスを整えてあげれば良いのです。

低い成分は「胸で響く声」です。
高い成分は「頭で響く声」です。

胸の響きを少なくし、頭で響くバランスの良い発声をすることです。
低い声に聞こえても、プロはしっかりと頭でも響く発声をしています。

ぜひ、良い声を目指して、これからも頑張ってください!

松田佑貴